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2009年4月

回想録その二

人間って不思議なもので、嫌なことは頭の隅に小さく小さく折りたたんで、思考に入らないようにできるのか。。。それとも私だけの得意技??  三男、てらを産んですぐ抱いた強い違和感は、彼が産湯等々の為に連れて行かれると同時にフェードアウトした。(させた?)ただただ、産みの苦しみから解放された事の満足に浸っていた。

しかし、その幸せは長く続かなかった。私は、産後の経過も良く、二時間ほどで、分娩室から病室に移されたのだけど、てらが、なかなかやって来ない。夫が見に行くと言って、新生児室に行ったきり、これまた戻ってこない。 さっき小さく折りたたんだ違和感が不安感と共によみがえってきた。

‘ダウン症’‘ダウン症’‘ダウン症’ この言葉が、だんだん大きくなり、頭の中を占拠し始めた。もう、いっそのこと誰か、早く言って! 赤ちゃんは、ダウン症ですって!!!

その瞬間はあっさりとやって来た。夫が病室に帰ってきて言った。「てらはね、今保育器に入れてもらってるよ。酸素が上手く体の中に取り込めないんだって。。。。。それからね。。。。。ダウン症の疑いがありますって。。。。。」

「やっぱりね。。。おかしいと思った。」私は他人事のように、そう呟いていた。

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