« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

回想録その三

夫が、私に、てらがダウン症かもしれないという衝撃の事実を告げてから、私は、劇場の女優になった。実際目の前で起きている事は、事実なのだけれど、恐らく私は、全く事実として受け入れられず、‘産まれて来た子どもがダウン症だと告げられた、悲劇の母’を演じていた。なぜ、そう思うかと言ったら、常に冷静に自分を客観視している自分がいたから。

涙は、超一流の女優のように、自由自在に溢れ、流れた。でも、それを見ている冷静な自分も居た。夜中に、何度も何度も、保育器に入っている、てらを見に行った。その自分の姿を、まるで、カメラに取られているように意識している自分が居た。

翌朝、てらを、大病院の救急車が、サイレンを鳴らして迎えに来た。劇的なシーン。女優は、がんばった。大粒の涙を両目から次々と流し、運ばれて行くてらに寄り添って、「てらー、お母さんよー。分かるー?迎えに行くからねー。。」  観客みんなが涙する、クライマックスシーン。病院の外の救急車に、てらが保育器ごとのせられるのを、嗚咽しながら見守る。外は、真冬。嗚咽と共に、白い息が、舞い立つ。救急車は、再び、サイレンをならして、無情に、去っていく。

てらが産まれて、半年たった今でも、私は、まだ演じているように思う事がある。これは、私の防衛本能なのだろうか。まだ、事実を受け入れられていない私なのだろうか。

| | コメント (4)

おめでとう、私!!

私、今月、めでたく41歳になりました!birthday

正直言って、年を取る=老ける。。。と考えると、あんまりめでたくないけど、最近ちょっと、考えが、変わってきた。  ‘41年間も生きてこられたなんて、素晴らしい’って思えるようになったかなぁ。。生きてこられたというよりも、生かされてきた。。が本当のところかもしれない。  あの世が近くなってきたから、仏様の心境に近くなってきたのか、自分が生きているのは、  自分だけの力では決してないんだということが、身に染みるようになってきた。 

でも、まだ死ねない!!あと40年は、なんとかしたい。子ども達が、全員成人して、願わくば、しっかり自立して、私が居なくても大丈夫だぁ。。。って思えるまでは、石にかじりついてでも生きなきゃbearing  何よりも、子ども達が成長する姿を見逃すわけにはいかない!いっぱいいっぱい、話をして、関わって、苦楽を共にして。。。。あー、私には、こんなに愛せる家族が居るって思いながらじゃないと死ねない。神様、そこんとこ、ご考慮ください。wink

さて、そうは言っても、年を取るって、ちょっぴり悲しく、寂しく、辛い。 数ヶ月前は、おばあちゃんに間違われた。  そして、最近多いのが、友達との会話の中でのプチショック。 20代、30代の友達との話の中の登場人物について、私が、「へ~、その人若いの~?」って聞くと、返ってくる返事は、「いやいや、全然若くない、40くらいのおばさん。」coldsweats01coldsweats01weep    「あ~、40くらいのおばさん。。。。。。若くない。。。」cryingcryingプチショック。

年は、みんな取る。今、ピチピチのギャルズも、いずれしわしわになる。でも、いいじゃない。 しわしわになるまで、生きられたら、人間冥利に尽きるgood   誕生日に、親友達が、ハッピーバースデーメールを送ってくれた。。子ども達が、(私に強制されたとは言え)「おかあちゃん、おたんじょうび、おめでとー。」って、言ってくれた。。夫が、花を買ってきてくれた。 幸せいっぱいの誕生日だった。来年も、そして、どうか、しわしわになっても、同じように、誕生日が迎えられますように。confident できれば、お願いします。。神様、仏様。confident

| | コメント (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »