こうちゃんの宿題
写真は、こうちゃんの、ある日の国語の宿題。
「お母さん、この問題の答えはどれかなー。」と、こうちゃん。どれどれ?と覗いてみると。『恐竜はかせ』を定義する問題。明らかに、出題者が誘導したい答えは、真ん中の『きょうりゅうについて、くわしくしっている人』。ヒントを装った答えが下の吹き出し部分に書いてあるし。(出題者の、自信の無さとズルさ丸出し。)でも、他の二つの選択肢…これも、『きょうりゅうはかせ』の定義から省けるものか?『きょうりゅうが好きな人』、『きょうりゅうをさがしまわっている人』。 妙な問題だこと。
こうちゃんと話し合った結果、三つ全部に◯をつけることに。
そして、返って来たのが写真の通り。赤ペンで、「一つ!」 先生、怒った?余りの忙しさ故に、問題をじっくり見る暇は、ないだろうけど…問題にムリがありますよ。
私は、中高生の時、現国の問題にしばしば不満を感じてたのを思い出した。よくある、『次の中から、筆者の気持ちを一番よく表してしていると思うものを書け。』っていう問題は、、釈然としない問題の一つ。筆者がもうこの世にいない人だったりした日にゃ、「あんた、筆者に聞いたんかい?」「読む側が、独自の受け取り方をしちゃ、いかんのんかい?」と、自分の答えが間違いと決めつけられるのが、腹立った。出題者の所に出向いて討論したい気持ちになった。ヘソマガリの天の邪鬼。いやいや、反骨精神旺盛だったと言っとこう。世の中、◯か×で答えたり、単純に三つの中から答えを選んだりできない事だらけ。与えられた物を、すんなり受け入れてばかりじゃいけないと思う。自分で考えないと。
二十年以上も前に、アメリカの大学で、『critical
thinking』っていう授業を受けた。『批判的思考』とでも訳すかな。すなわち、「与えられたものを丸飲みせず、先ず疑ってかかれ!自分の頭で考え直せ。」って事。日本では、今でもこんな授業あるんだろうか?
でも、生き抜く知恵として、必要な事だと私は思う。我が子たちにも、是非身に付けさせたい。だから、これからも、我が子たちの答案には、あるかもねー、複数回答(^^) 先生ごめんねー。 小学二年生の宿題に、熱くなってしまった。。。
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