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お父ちゃんが!

我が家のメンバーで、インフルエンザにかかって、一番用心しなければいけないのは、てら。と思っていたのに・・・・・お父ちゃんが。

昨日、お昼過ぎ。 子どもたちは、ダイニングテーブルでうどんをすすっていた。 そこへ、具合が悪そうなお父ちゃんが、二階からふらふらと薬を飲みにやってきた。椅子に座って、水の入ったコップを持ち上げて・・タミフルを手にとって・・・と、コップがコトンと、テーブルに転がった。 「お父ちゃん、なにやってるの?」ってダーリンを見ると、目は半眼、コップを持っていた右手は、痙攣してる。 大きな体が、右側に傾いた。 向かいに座っていた私は、椅子から跳び降りた。 「救急車!!」 お父ちゃんを、支えながら、すぐ横にあった電話で、119番。

お父ちゃんの異常な様子と、お母ちゃんの大慌てに、ただならない事態を察し、こうちゃんと、はるは、ダイニングテーブルのベンチに立ちあがって・・・・はるは、「おとうちゃん、死なないで!」って大号泣。 こうちゃんは、茫然と立ち尽くしていたのかな、分からない。てらが何をしていたのか全く思い出せない。

救急車が来るまでの数分間、ダーリンの体を支えながら、色んな事を考え、色んな事を口に出して言った。 このまま死ぬのかもしれないと思ったら、「いやだ! ダメだよ! ダメだよ、お父ちゃん!!」って叫んでた。 弱気になる自分を奮い立たせる為か、「大丈夫。大丈夫だからね。 もうすぐ救急車が来るからね。」と繰り返した。 私には、この人が必要だ!って、思いも寄らぬ事態に遭遇して、強く確信しながら、「ダメ!いやだよ!」と叫んだ。

救急隊員が到着して、しばらくすると、ダーリンは、意識を取り戻した。 隊員の表情と、緊張感が和らぎ、私も、パニック状態を脱した。 でも、まだ顔は土色(これを、土色って言うんだなぁ。って変に冷静に思った。)、手は、真紫。 しゃべる事はできない。

救急車で運ばれる頃には、さらに意識がはっきりして、自分で担架にのれたダーリン。最初は、意識が無かったから、「奥さんが付き添って来てください」と言われたので、子ども三人を連れて行く準備をしていた。てらが、インフルまっただ中で、午後から小児科受診がある事を伝え、運ばれた先の病院で、てらが受診できるか、隊員に聞いたりしているうちに、ダーリンの意識が回復してきたので、付き添いは要らないでしょうと言う事になった。

意識が回復したダーリンを見て、大丈夫だ、とりあえずすぐには死なない。。と確信した。でも、一人で救急車で運ばれて行くダーリンが、なんだか可哀そうで。 でも、私には、守るべき子どもたちがいる。しっかりして!と自分に言い聞かせるが、しばらく茫然として、ふとんに座り込んでいた。はるが心配して、近づいて来たから、「抱っこ」っと言って、はるに、抱っこしてもらった。 この逆転劇。 

子どもたちは、強いのか、現実逃避なのか、すぐに二人で空き段ボールを出して来て、工作を始めた。 ‘親は無くとも子は育つ’って言葉が、私の頭に浮かんだ。

はるの抱っこのおかげか、はるとこうちゃんの現実逃避術のおかげか、少し、元気をとりもどし、しなければいけない事に、手をつけ始めた私。 てらを、病院に連れて行ってから、ダーリンの病院に行かなければ。

ダーリンの病院から電話があって、担当医と話をした。気を失った時の様子を詳細に伝えた。

てらの小児科に、事情を話したら、お昼休み中の受診を許可してくれた。先生も、同情の言葉をかけてくれた。てらは、インフルB確定。

てらの受診中、ダーリンの病院から電話があり、脳のCTや、心電図で異常がみられないので、連れて帰ってもいいと言われる。 

こうちゃんに、弟たちを守るように、よく言い聞かせて、何かあったら近所のY君ちに行くよう伝えて、病院に向かった。 

ERでは、すっかり元通りのダーリンが点滴を受けていた。と言うか、まだ熱が高い、正常な?インフルエンザ患者になってた。そして、開口一番、「家に帰りたいんだけど。」 最初の言葉は、それじゃないでしょ、と思ったが、お説教は後回しにして(と言っても、帰りの車で、しっかりお説教しました。)とりあえず、減らず口がたたけるってことは、いつものダーリンに戻ったと喜んだ。

先生が来て、再度説明をしてくれた。検査では異常が見られなかったが、もしかすると、タミフルが脳に一時的な異常を引き起こした可能性があるから、と、タミフル服用を禁じられた。ダーリンは、15年程前も、インフルエンザで入院中、同じような状態に陥った事があるらしい。それも、薬を吸入中。

ほらね。タミフル、危ないんだって。 てらの小児科医が、ついさっき「タミフルをしっかり飲ませてください。」って言ったのが甦った。

まだ熱が高く、辛そうなダーリンを連れて、家に帰る。 ほとんど私が、一人でずっとしゃべってた。私は、動揺すると、普段にましてしゃべる。それが、私の不安感リリース法なんだろう。

お父ちゃんが救急車で運ばれてから、はるが、何度も、お父ちゃんが気を失った真似をしていた。 「それ、嫌だから止めて!」と私は、止めたが・・・・東日本大震災で津波を体験した子どもたちが、津波ごっこをするのを、大人は止めたが、実は、それが子どもたちが、心の整理をする手段だから止めてはいけないんだと聞いた事を思い出した・・・・っていう話とか…お父ちゃんが運ばれてから、子どもたちに、「人間、明日の運命なんて分からない。毎日をしっかり、楽しく過ごさなきゃね。」って話したとか・・・・・次から次に、色んな話をひっきりなしにした。なんども、繰り返して言ったのは、「生きて帰れて良かったね。」だった。

本当に、ダーリンが生きてて良かった。 結婚して、10年弱だけど、ダーリンは私にとって、不可欠な存在である事に改めて、深く気づかされた。 それは、愛とか言うよりも、依存なのかもしれないけど、とにかく、いてもらわないと、私は、私じゃなくなるとさえ思った。

お父ちゃんがタミフル禁止になったことで、私は、てらにも飲ますまいと決意した。こうちゃんも、今回は与えなかった。だいだい、インフルエンザは、高熱を出して、苦しんで、三、四日かかって、治すべきものなんじゃないの? そこに、予防接種だ、タミフルだって、実態の分からない麻薬をぶら下げるから、混乱するんだよ。薬で予防するんじゃなくて、戦える体作りが一番大事でしょう。

とは、言っても、夜になって、てらは、また熱をぶり返し、呼吸が、速く荒くなった。 体を、びくびくさせたり、何度も何度も寝がえりを打ったり。 ‘インフルエンザ脳症’って言葉が、ポンと頭に浮かんだ。 生半可な知識は、いつも私を惑わせ、苦しませる。勘弁して!って思った。余りにも、苦しそうで、私が聞くに堪えない、見るに堪えない状態になったから、禁断のタミフルに手を伸ばした。 ヨーグルトに混ぜて、てらに差し出すと、「いや!」と拒否するてら。 もう一度差し出したが、同じく拒否。 それで、諦めがついた。 てらが、要らないって言ってるんだから、これで、何か起きても、自分に言い訳ができると思ったのかな。

結果的に、朝までには、てらの熱は下がり、今日一日、にいにたちと元気に過ごした。まだまだ油断は、できないけど、今日は、乗り越えた。

明日は、ダーリンの熱が下がりますように。 てらの熱がぶり返したり、呼吸器の症状がでたりしませんように。

はるとお母ちゃんは、まだ、発病していない。 不思議。

来年から、誰かがインフルを持ってきたら、まず、ダーリンを隔離します。

ダーリンが、無事だった事に感謝。

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コメント

おとうちゃん無事に帰れてよかったね
私がお正月にインフルかかった時はイナビル処方されたよ、タミフル怖いね.......文章読んでたら数年前の事を思い出したよ。
うちのパパが尿管結石で夜中に救急車を呼んだこと...
その時私も付いていけない状態だったこと...
救急隊員の人に夜中だからサイレン鳴らさないでと言ったこと...
しっかり鳴らして来て鳴らしながら去って行ったこと...
健康第一だよね、ってこういうとき思うんだけどね...
後家族の大切さとか。だけどいるのが当たり前になってくると
文句言ってるな私。

投稿: くりぽん | 2013年3月24日 (日) 17時26分

くりぽん
私も、今日は、ダーリンと大喧嘩よcoldsweats01 おとといは、大切にしなきゃーって思ったのに、今日は、ムカつくsmileムカつく相手がいることも、生きているって事よねhappy01

投稿: むっちゃん | 2013年3月24日 (日) 17時58分

とにかく、無事でなにより。
無事だったからこそ、こうやってコメントできるんだけど・・・w

あまりにも近くでこんなことが起こったので、facebook&mixiに勝手にシェアさせていただきました。事後報告でごめんよ。

タミフルもリレンザもイナビルも、説明書には同じような副作用?副反応?があることが記載されています。
タミフルだけが危ないわけじゃない。
我が家の息子殿、飛び降りられたら困るから、怖くて飲ませられない薬たちです・・・

投稿: mika | 2013年3月25日 (月) 10時02分

みかりん
うちも、『インフルエンザ特効薬』は、完全封印の予定。今回、誰も飲まずに回復できたし。てらは、予防接種してたのに、かかったし。真実はどこにあるんだ!?

投稿: むっちゃん | 2013年3月25日 (月) 11時53分

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