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『インクルーシブ教育』は、絵に描いた餅か?

てらが小学校に入学して、早、8か月が経つ。 
てらをにいにたちと同じ、普通学校に通わせる事を決めたのは、てらが社会の一員として生きて行くように。
街の人にてらを認識、認知してもらって、てらがそこにいて当たり前の環境を築いて行くため。
支援学校は、やはり社会から隔離された場所だと思う。
普通学校に入れることで、大きく期待したのは、インクルーシブ教育。日本語訳は、『包容する教育制度』。すなわち、障害がある、ないで差別せず、共に学ばせる教育。
国連障害者の権利に関する条約が、平成26年に批准され、その後、インクルーシブ教育制度を推進すべく、中央は動いているはず???
でも、入学して、8か月。 だんだん、身に染みて分かってきた。私が理想として、追い求めているものは、絵に描いた餅だという事が。 現場では、インクルーシブなんて浸透してない。
人手が足りないのか? 学力至上の風潮に押されて、本当に大事な教育とは何かを忘れているのか。
なんにしても、『インクルーシブ教育』なんて、少なくともてらの行く学校では、推し進められているようには見受けられない。
先生たちは、その名前も知らないのでは?と思い始めた。
ましてや、保護者にしても、障害児と関係のない人たちは、そんなもの考えることもないだろう。いや、障害児の保護者でも考えていないのかもしれない。
てらは、6歳だが、知能も体の大きさも、その半分にも満たない。
もちろん、そんな子に、みんなと一緒に、算数や国語を勉強させろなんて言わない。
入学時の親の希望欄には、「最大限の時間を普通学級の子どもたちと過ごして欲しい。」と書いた。
支援学級での指導は、手厚い。 そこには、感謝しかない。てらの力は、確実に伸びている。
でも、もう一つの重要なこと。普通の子どもたちと共に過ごし学ぶ機会に関しては、心に引っかかることが多すぎる。  心に引っかかると、私の性分としては、先生方にその引っかかりを話に行く。
もう、完全にモンペ扱いだね。まあ、扱いというか、本当にモンペなのかもしれないけど。
今回は、毎週一回にある、保護者や地域のボランティアの方々による読み聞かせに、てらを普通l学級のお友達と一緒に参加させてほしいとお願いした。 てらは、絵本が何より大好き。(いや、トムとジェリーのDVDの次かな。) 保護者や、地域の方に、てらの事を知ってもらう、チャンスでもある。でも、なぜか、その読み聞かせの時間は、支援学級で過ごしている。
朝の会の前の10分程の時間に、てらが所属する普通学級に行って、座って、読み聞かせを聞く。 簡単だと思っていた。どうせ、その後の朝の会は、普通学級に参加するのだから。
ところが、学校側の反応に驚いた。今朝、支援学級の先生に言われた。「校長先生もそのお話し合いに入られますので、スケジュール調整中です。」
そんな大げさな事になるの?  週一回、朝10分間の読み聞かせに参加させる為に?
モンペだから?
その話し合いに呼ばれて、「いいですよ!参加させましょう。」とは、言われない。何と言われるかは、想像がつくような気がする。
沈黙は金雄弁は銀? 
銀でいい。 
とりあえず、私の理想と期待は、ペシャリとしぼんだ。
さあ、どうやってもう一度膨らませよう。
とりあえず、落ち着いて、考えねば。理屈を通すモンペとしてはね。
私が間違っているところがあるのかも、考えなければ。

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ダウン症」カテゴリの記事

コメント

知らんよね・・・インクルーシブ????みたいなね。
私も言葉は知ってるけど、意味初めて知ったもん。
そっちの学校の読み聞かせってどんな感じなの?
私は読み聞かせに行ってる立場なんだけど、職員朝礼中だから、先生なし。
クラスによっては、机を全部下げてあるところもあれば、読む人の椅子とかもなくて、立ちっぱなしで読むとこ、椅子が準備してあるとこ、終わったあと感想を言うクラス、なんとなく終わるクラスとさまざま。
特別支援学級にも読み聞かせに行っているので、うちの学校も支援学級の子どもたちは支援学級で聞いてるってことよね。
どんな話し合いがもたれて、どういう結論になったのか、話したいとこだわ。
なかなかゆっくり会えないね・・・crying

投稿: mika | 2015年11月26日 (木) 10時14分

みかりん、コメントありがとう。
私も読み聞かせに行ってるけど、各クラスの様子は、みかりんが書いてる通り。子供たちから先生が透けて見えるよねsmile

てらの学校では、支援学級には、読み聞かせは行ってないんだよね。不思議でしょ。他の子たちと同じように、その恩恵に与れないのは、どうかいな?と。

でも、この件に関しては、どうやら進展あり。また記事に書くよsmile

投稿: むっちゃん | 2015年12月 3日 (木) 12時59分

はじめまして。
小学校教員をしていますちかです。
以前、7年間支援学級担任をしていました。

その学校では、
言葉のない重度と言われる自閉症の子もダウン症の子も
ほぼ通常学級で過ごしました。
もちろん抽出して支援学級で勉強することもありましたが、地域の学校を希望されるということは、それを願ってのことだと思っています。
みんなの中で過ごすことで、わたしたち教員よりも、一緒に過ごす友だちの方が彼らのことを理解し、彼らもいろんなことを吸収していました。
状況によっては、教員も離れ、子どもたちだけで過ごすことも。
ちょっと心配な子に関しては、初めのうちはこっそり後ろのドアの窓から様子をうかがったりもしましたが、気づかれて、どっか行ってと追い払われることも。
子どもたちの中で過ごすことでの成長ははかりしれません。

教員がそういう学級を知らないのだろうと思います。
恥ずかしながら、日本の特別支援教育はかなり遅れています。
学校の意識もです。
通常学級の担任をできないから特別支援にまわされる人もいます。
本来、誰もが特別支援学級を経験すべきだと思います。

てらくんの学校が変わることを願います。

投稿: ちか | 2018年11月 4日 (日) 09時18分

ちか先生、コメント、本当に本当にありがとうございます!!とても嬉しく思います。この記事は、てらが入学した年に書いたもので、今、てらは、4年生。普通学級、4年1組の仲間です!!3年生進級の時に、一大決心をして、学校や、教育委員会と話し合いを重ね、『インクルーシブ教育』を受けさせる為、転籍させました。ゴリ押しインクルーシブです(>_<) 『合理的配慮』として、支援の先生も付いて頂いています。担任の先生、支援の先生、そして、何より周りの子ども達が、奇跡のような人たちで、てらは、みんなに大きな気持ちで包まれ、みんなと沢山学び、沢山遊ぶ日々です。手前みそになりますが、ちか先生がおっしゃる通り、てらがいる事で、周りの子ども達、先生たちも、少なからず、色々な事を考え学んでくれているように思います。素晴らしいクラスが出来上がっています。
ですが、なんとも不安定なインクルーシブ教育である事は、なんら変わりありません。システムが全くできていませんし、作られようともしていませんので、今は、学校の努力のみで実現しているのが実状です。いつ『限界』が来るか分かりません。
私のような考えを持つ親は、どうしても、『支援学級(学校)』を否定していると言われ、なぜか、支援の先生方と対立する構図になります。私は、一緒にやりたい!と思っています。支援って、何を目的にしているのか。その子を社会の一員にしていく事じゃないのでしょうか。その子が、みんなと一緒にそこにいて当たり前の社会を作る事。だとしたら、支援の先生と、他の先生方、保護者が、知恵を出し合い、どうやったらみんなの中に入れるかを考え、行動していくべきだと思うのですが。。。実際は、分ける事に一生懸命。学力至上が故、効率性優先。
私も、ちか先生と同じ意見です。先生方に、へき地経験と同じように、支援クラスの経験も義務付けるべきです。障がいを持った者たちは、与えられ、助けられてばかりに見えますが、しっかり関わると、その与える力の大きさに気づかされます。
ちか先生、勇気をもらいました。本当にありがとうございます!!

投稿: むっちゃん | 2018年11月 4日 (日) 11時43分

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